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【男磨き】『フォードvsフェラーリ】のケン・マイルズから学ぶかっこいい男になるための5つのコツを私文大学生が徹底解説!

 『フォードvsフェラーリ』はフォード社に依頼されたエンジニアのキャロル・シェルビーと天才ドライバーのケン・マイルズがカーレース界最強のフェラーリ社に挑む物語だ。実話をもとにしたカーアクション映画でありながら単なるレース映画にとどまらず熱いドラマと個性的なキャラクターが魅力の作品となっている。
 今回は登場人物の中でも特に印象的なケン・マイルズに焦点を当て彼のかっこよさを分析する。ケンの生き方を学べば周りから尖りつつも愛される一本筋の通った男になれるだろう。

 ※あらすじを読んでいない方はこちらをチェック

目次

ケン・マイルズとは?

 ケン・マイルズは自動車整備工場を営む一流のレーサー妻のモリーと息子のケンと一緒に暮らしている。自分の手で整備した車を乗りこなせない客に対して容赦なく文句を言うなど短気頑固な面もあるが、家族思いで、シェルビーとは熱い友情で結ばれている。その魅力的なキャラクター性は批判されることもあるが、周りの人を惹きつけるカリスマ性も持つ。
 

ケン・マイルズから学ぶかっこいい男の流儀

 なぜケン・マイルズはかっこいいのか。ここでは頑固でこだわりが強くも身近な人に愛されるケンの特徴を5つ紹介する。

1 裏表がない

 

 ケンは整備士でありながらテストドライバーとしても数々の車に乗る。また乗った後の感想は驚くほど率直で、遠慮をしない。そんな正直さが他人の評価を気にするビーブの目には疎ましく映り、ル・マン出場のチャンスを逃してしまう。テストドライバーや整備士は現実を直視する仕事だからこそケンのような正直さは信頼を得る。一方、ビジネスの世界では相手の機嫌を伺い適度に忖度することが求められる場面も多いだろう。

 正直でいることは時に厳しさを伴うが、だからこそ誰の前でも態度を変えない一貫性は人を惹きつける。もしケンが挫折を重ねる中で相手によって態度を変えるような男になっていたら、ここまでのカリスマ性は生まれなかっただろう。ケンのような「裏表のない男」に近づくには傲慢になりすぎず、かといって媚びることもなく素直な言動を心がけることが必要である。

2 身近な人を大切にする

 

 ケンは家族を何よりも大切にする男だ。テスト走行に息子を連れて行ったりレース後に助手席に乗せて走ったりする姿には彼の優しさが滲む。また、本当はレースに全てを捧げたいはずなのに家族の生活を考えて他の仕事に専念しようとする場面もある。彼にとって家族とは自分を無条件で受け入れてくれる唯一の存在。その支えがあるからこそ外で己を貫けるのだろう。

 ケンの素晴らしいところは身近な人への配慮を忘れないところにある。家族だからといって横柄な態度を取らず、また感謝を忘れない。身近な人のありがたみは失って初めて気づくことが多い。だからこそ人は内弁慶になりがちだが、ケンのように家族や親しい人への配慮を忘れなければ結果として周囲からの信頼も厚くなるだろう。

3 圧倒する何かを持つ

 

 ケンは整備士として車に精通しているだけでなく運転技術も超一流だ。そのため、かつて衝突したシェルビーですらレースドライバーとして彼を頼る。またフォードの車の開発もケンの意見が中心となって進められる。

 スポーツでも趣味でも、どんな分野にも「極めた者」が存在する。彼らが尊敬されるのは分野に関係なく「極限まで突き詰めた」という一点に尽きる。そして圧倒的なスキルや知識を持つことは他人からのリスペクトを得るだけでなく、自分自身の人生にも意味を与えてくれる。小さなことでもいい。何か一つ、人に誇れる武器を磨いていきたいものだ。

4 上昇志向を持つ

 

 ル・マンで3台同時優勝を果たしながらもビーブらの策略によって2位に終わったケン。しかし彼は悔しがるどころか、淡々と車の改善点を指摘し「どうすればもっと速くなるか」を熱弁する。さらにテストドライバーとして「車の限界を引き出すこと」を何よりも重視し、決して妥協しない。その姿勢は見ている側の胸を熱くさせる。

 「常に100%で挑む」ことは簡単ではない。その日の気分や体調に左右されず常に全力を尽くすのは、想像以上に大変だ。時には結果が出ず自信を失うこともある。しかし全力で取り組んだからこそ己の限界を知り、さらに成長できる。慣れや妥協に流されず、毎回真剣に向き合うこと。それがケンのように「かっこいい男」へと近づく鍵となるだろう。

5 ユーモアがある

エンツォ・フェラーリを負かす車を作る?フォードと?フォードと組んで?いつまでに? 200〜300年先?

 これは最速の車を作るという提案に対してケンがシェルビーに放った言葉だ。作中では彼の皮肉たっぷりなブリティッシュ・ジョークが炸裂する。率直で遠慮のない物言いはまさにケンらしい。

もちろん時には相手をイラつかせることもあるだろう。しかしユーモアを交えることで彼はどんな状況でも余裕を感じさせ、頭の回転が速い印象を与える。面白い人がそばにいると場の空気が和み、どんな逆境も楽観的に乗り越えられるもの。頼れる男になるためにもさりげなくユーモアを織り交ぜる術を身につけたいものだ。

私が思うケン・マイルズの「欠点」

 ここまでケン・マイルズのかっこよさを語ってきたが、より幸せに生きるために「改善の余地がある」と思う部分もある。それは「冷静さを保つこと」だ。

 レース中のトラブルには冷静に対処する一方で、思い通りにならないと暴言を吐いたり、時には手を出したりする場面もあった。もし彼がそこで感情を抑え目的のために合理的な行動を取れていたら、もっと多くのチャンスを手にしていただろう。

 どんな時でも一旦冷静になることは相手との衝突を避けるだけでなく自分の成長の機会にもつながるだろう。

考察

 今回は『フォードvsフェラーリ』を通じて「尖りつつも愛される男」の特徴を考察した。ケンは数ある映画の主人公の中でも特に人間味があり、見習いやすい魅力を持っている。

 特に「裏表のない姿勢」は多くの人から信頼される要素の一つだ。今回挙げた5つのポイントを意識することでより魅力的で、周囲からリスペクトされる男になれるだろう。男磨きの一環としてぜひ取り入れてみてほしい。

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